愛媛県のとある島に住む若い夫婦。夫の職業は内航船の船員で、三ヶ月の乗船、一ヶ月陸で休暇を過ごすサイクルで生活しており、年に3回しか家に帰ってこない。妻のあかりの生活は「夫のいない三ヶ月、夫のいる一ヶ月」の繰り返し。夫のいない間、一人暮らすあかりは近所の奥さんにおすそ分けの芋をもらい、毎朝の楽しみのコーヒーの豆を海沿いの店に買いに行く。結婚して2年、あかりにとって夫がいる生活の方が特別になりつつあった。そして、またいつもと同じように夫が帰ってくる。三ヶ月ぶりの夫婦生活。変わらないことと、変わり行くこと。二人の“特別な”時間についての物語。(C)2018地域発信型映画「船長さんのかわいい奥さん」製作委員会