佐藤加津子は、生まれ故郷の鹿児島に暮らしていた頃、都会への憧れに胸をふるわせる夢多き乙女であった。ある知人の伝手を頼って神戸に職を求めてからも、三人のやくざ者に輪姦されるという不幸がなかったら、幸せな青春時代を過ごしえたはずであった。やくざ者の目を逃れるため、加津子は東京に出て新宿にあるクラブ「花枝」のホステスになったのであった。 加津子が店に勤めて三日目、神戸から追ってきた三人のやくざに手荒い制裁を受けた。この三人のやくざを瞬く間に叩きのめし、勝子を救ったのは「花枝」のマネージャー小張卓也であった。(C)東映