人類初の月面着陸から50年が経過した今、NASA(米航空宇宙局)は火星にも宇宙飛行士を送り込みたいと考えている。しかしその計画を実現するには、人々の予想をはるかに超える難題をいくつも解決しなければならないことが判明した。無人探査機を派遣するのではなく、人間が直接出向くことは不可欠だと主張する専門家もいるが、火星は地球から2億キロ以上離れている時もあり、任務は長期化することが避けられない状況だ。膨大な費用をかけ、宇宙飛行士らの命を危険にさらしてまで、火星を探査する意味はあるのか。そして実現の可能性は?(C)BBC 2017