仁義が崩壊した極道社会に、熱き魂を持つ侠が現れた。人気シリーズ「首領の道」が新たに始動する。狂った渡世に侠の鉄槌が振り下ろされるかつて、東の連城組と西の山邑会という二大組織が寡占化を図り、ヤクザ社会に系列秩序をもたらしていたが、その両者が解散消滅しまう。それによって独立組織が曖昧な境界線で野放図に利益を貪る混沌状態に陥っていた。そこにアメリカから帰国した男がいた。男の名は安藤(小沢仁志)。安藤のもとに、血よりも濃い任侠道の再生を目指し、鉄の意志と熱の野望を秘めた男たちが結集。日本極道社会に、男の義の鉄槌を振り下ろそうとしていた。(C)2015観月壌/土山しげる/日本文芸社/アドバンス