自然と文明、地域開発と環境保全、それは最早、どちらかが善であり、どちらかは悪であるという単純な図式で捉えられる問題ではありません。この映画は、弥生時代から人が住み,長い歴史を刻んできた須磨の地を舞台に、四季を通じて、須磨ふるさと生きものサポータの環境保全の取り組みを描きます。須磨という地で、カメ・魚・虫など身近な小動物を追うことで見えてきたのは、意外な事実でした。「在来種VS外来種」の角逐。そこには地球規模で進む国際化・グローバル化の中で、異種・異物・異族といかに共生・共存するかという極めて21世紀課題・世界史的テーマに対するひとつの示唆・解法がありました。©風楽創作事務所