生来の障害(四肢軟骨無形成症・通称コビト症)を持つ池田英彦(1974~2015)は39歳の誕生日目前でスキルス性胃ガンステージ4と診断される。「今までやれなかったことやりたい」死を意識した池田の行動は性愛に偏っていき、自分と女性のセックスをカメラに収める“ハメ撮り”にはまっていく。そしてそれらを映画として遺すことを企む。20年来の友人である脚本家・真野勝成が協力し、2年間で撮影された素材は60時間を超えた。そして池田の死をもってクランクアップ。池田の「僕が死んだら映画を完成させて、必ず公開してほしい」という遺言に従い、真野は映画を完成させた。そして 2020 年 12 月にアップリンク渋谷にて行われた上映会で熱烈な反響を受け、劇場公開が決定した。©2021 愛について語るときにイケダが語ること