1990年代、細眉、リップライナーが流行、そして光と影を駆使して立体感を出す「コントゥアリング」が爆発的に広まった。その革新的なモードメイクによって世界を席巻したのは、21才の若さでレブロンのULTIMAのクリエイティブ・ディレクターとして起用され、そして資生堂ブランドINOUIの全盛期のクリエイターだったことでも知られる天才メイクアップ・アーティスト——ケヴィン・オークイン。しかし、このように人気絶頂だった彼は、頭痛と共に精神的苦痛に長年悩まされ、オピオイドによる中毒で2002年に突然の死を遂げる。(C)2017 Mr. Valentine LLC