新見克也と唐沢進は進学校として有名な青秀高校に入学する仲のいい友達同志。一緒に青秀の野球部の試合を見に行く途中、電車の中で痴漢を目撃した。被害者は長い髪の美少女で、痴漢は克也たちと同じ年頃の少年だった。青秀の野球部は勝ったことのない弱いチームで、その日の試合もさんざん。克也と唐沢は例の美少女と痴漢がそれぞれネット裏と三塁側の席で青秀を応援しているのに気がついた。よく見れば痴漢は陸上の克也、柔道の唐沢と同じく、中学で大活躍した名投手の倉橋永二。美少女は誰だかわからないが、青秀の惨敗に涙して立ち去った彼女に克也も唐沢も一目惚れ。彼女の笑顔をみたい一心で二人は野球部に入ろうと決心した。(C)東宝