その《狂気》の始まりは、1977年ニューヨーク――。 記録的な猛暑、大停電、略奪者の群れ、そしてサムの息子による連続無差別殺人・・・。1977年夏、異常なまでの緊張がN.Y.の人々を襲っていた。 ヴィニー(ジョン・レグイザモ)は美しい妻ディオナ(ミラ・ソルヴィーノ)がいながら、その夜も浮気に興じていた。そこで偶然に発見してしまった惨殺死体。それは街中を恐怖に陥れていた連続殺人鬼サムの息子の新しい被害者だった。街は恐怖とパニックにおちいり、マスコミ報道はされらに加熱。異端とされる者たちは次々と容疑者リストに載せられ、歪んだ愛、ドラッグ、妄想が生み出す狂気で、人々は憎しみと裏切りに麻痺していく。 鬼才スパイク・リー監督が実際に起きた事件を背景に描く、戦慄のサイコ・サスペンス!