サブちゃんは新宿・面相組の若頭・星永小百合の右腕だ。舎弟のマツやレイジは、いざサブちゃんのことになると前後の見境がなくなってしまうほど、サブちゃんは男にも女にもよくもてる男なのだ。そんな男気あふれるサブちゃんが初めて好きになった女が恋子だった。恋子ひとすじのサブちゃん。一方の恋子もサブちゃんひとすじなのだが、天真爛漫、無防備な魅力がアブない。ジョギング帰りの恋子の家へ星永が訪れる。恋子のオイシそうな後姿に星永の視線が注がれているところへ帰ってきたサブ。あわてて恋子に着替えを指示した。星永は「こんなかわいい女房残して、俺の身代わりにムショへ行けるか」と聞く。強くうなずくサブ。とんでもなくチグハグで、それでいて息のピッタリ合ったサブちゃんと恋子の毎日は続く。オカしくて、そして、チョッピリ悲しいヤクザ渡世で二人を待ち受けていたものは?(C)東映