ベトナムの取材から帰国した、報道カメラマン日比野(高橋)は、恋人の雑誌記者ジュン子(渚)から用意された次の企画、沢由紀(浅丘)を撮る仕事に取り組んだ。由紀は今や、ヨーロッパ帰りのテキスタイルデザイナーとして、繊維メーカー・ロンシャンに専属、各方面から注目を浴びていた存在。日比野は由紀の背後にはローマにいるかつての恋人碧川とロンシャンの企画部長原田(田宮)がいることを知った。日比野は連日、由紀を追いかけるが、ポーズをとる彼女がイヤだった。ある日、由紀は碧川の帰国の報を聞き、探し回るのだが居所すら不明ですっかり憔悴した。さらに、ロンシャンがライバル社に対抗して、外国人デザイナーを起用し、由紀は事実上クビとなった。製作著作:株式会社石原プロモーション