碧羅天(へきらてん)の宝を得た者が天下を得る。その宝を開けられるのは“聖女”だけ-そんな伝説を信じる者たちが“聖女”を得ようとしのぎを削る時代。聡明で明るい少女・花不棄(かふき)は育ての親である九(きゅう)おじさんと、世間から身を潜める流浪の人生を送ってきた。だがある日、九おじさんに「自分が何者か知りたければ都へ行け」と言われる。そんな中、皇帝の甥・陳煜(ちんいく)が父親の私生児の娘を捜すため、花不棄がいる町までやってくる。花不棄は陳煜を利用し、彼の一行について都へ行こうと考えるが、突如謎の刺客に九おじさんを殺されてしまう。悲しみに沈む花不棄へ手を差し伸べたのは、仮面をつけた正体不明の義侠・蓮衣客(れんいかく)だった…。 (C)2019 Kashi Feibao Culture Media Co., Ltd. All Rights Reserved