8年前に、とある樹の下で結婚を約束した男の子のことが忘れられない田三七(でん・さんしち)は、ある日、その男の子が書いていたものと同じ絵が書かれた凧を見つける。その持ち主は、役人の息子で、女も賭け事も大好きな趙錯(ちょう・さく)だった。彼が例の男の子だと確信した三七は、ひょんなことから趙錯に嫁ぐことに成功する。しかし、趙錯は三七のことを全く覚えおらず、絶対に結婚できないと言い出す。三七に、とりあえずは友達になろうと言う趙錯だが、周囲には三七を使用人だと言って回る。それを聞いた白一飛(はく・いつひ)は、放蕩息子の趙錯ではなく、自分のところに来ないかと三七を誘う。しかし三七は、友達である趙錯を裏切ることはできないときっぱりと断る。そんな中、街では殺人事件が発生。その犯人として趙錯に疑いがかかってしまう。何とかして趙錯を助けたい三七は、3日くれれば真犯人を見つけてみせると役人に頼み込むのだが…。