江戸は神田で火災が発生し、現場へ駆けつけた南町奉行・大岡越前守忠相(加藤剛)は、陣頭指揮を執る。すると江戸城でも火の手が上がり、忠相は城へ急行する。翌日、将軍吉宗(山口崇)に呼ばれた忠相は、土屋山城守(里見浩太朗)たち幕府重臣を前に、町火消しを制定することを提案するが、そこに、城内の御金蔵から三万両が盗み出されていたという報せが入る。忠相配下の同心・佐橋孫兵衛(佐野浅夫)、岬大介(頼三四郎)、片瀬堅太郎(佐野圭亮)、岡っ引きの辰三(高橋元太郞)たちが、事件解決に走り出すが、やがて、事件の背後に、吉宗失脚を狙う前将軍・家継の生母・月光院(伊藤榮子)と尾張藩の存在が浮かび上がる……。【TV長編】(C)C.A.L