柔道讃歌
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外房の荒海で育った巴突進太は、県立紅葉高校に進学すると同時に、主将の大東坊に見込まれて柔道部に入部。かつて、講道館の女三四郎と呼ばれた母親の輝子と同じ道を歩み始めた。柔よく剛を制す。その言葉を実証するために、チビの突進太は、己の技に磨きをかける。だがそんな彼の前に、母親の輝子が講道館時代に勝負を挑み、巴投げで投げ飛ばした男性柔道家の弟、天地返しという荒技を使う教師の利鎌が現れた。(C)梶原一騎・貝塚ひろし/TMS