押しつぶされそうな少年少女の魂が暴走する時、それは異形の化け物「ベスティア」となる。だが、その魂を受け止めようとする少年がいた。クオン--。彼もまた能力者である。彼は、いくつもの夜を越え、孤独な能力者たちと生きようとしてきた。それは彼の愛なのか、それとも宿命なのか。クオンたちを狩るのは秘密組織「オールドー」の機械の番犬「クーストース」。脳と神経節以外を機械に置き換えられた彼らもまた、もはや普通の生活には戻れない異形の存在である。異端者が異端者を狩る皮肉。誰も抜け出すことのない負の連鎖。誰がこのような状況を望んだのか。人知れず行われる少年少女とクーストースの戦い。クオンは血を流しながらも、明日を求める。(C)BONES/トワノクオン製作委員会