幼馴染みのタケシをたよって家出してきたヨーコは、ヨーコを欲望の対象としか見ないタケシのもとを逃れて新宿の繁華街にさまよい出た。身なりはみすぼらしくとも、もともと男心をくすぐる姿態を持つヨーコはたびたび街の男たちに声をかけられる。仲間のたまり場であるスナックバーでジャズのビートに酔いしれ、睡眠薬を飲んで恵まれぬ青春をいたずらに費すヨーコたち。気の弱いジロウはヨーコに惚れていながら、彼女に何もしてやることができない。やがてヨーコたちのアジトで起ったトラブルから警察が介入し、仲間たらは解散させられて親元へと帰っていった。ヨーコはまた一人ぼっちになった。そんな時、ジロウが父親から30万円を貰ってきた。サントロペへ行きたい。ヨーコの胸に夢が芽生えるのだった。(C)東映