独特の声を持つボーカル、マギー・ベルを中心とするバンド「パワー」のパフォーマンスを観るために、レッド・ツェッペリンのマネージャー、ピーター・グラントが、スコットランドを訪問した。そこで目にした彼らのパフォーマンスにピーターは感銘を受けて契約を結ぶが、バンド名を「ストーン・ザ・クロウズ」と改称した。1972年にスウォンジー・ボールルームで、元ギタリストレスリー・ハーヴェイがサウンドチェック中に感電したため、ギター担当をジミー・マカロックに変更してバンドが再編成されたが、これは創造性やパフォーマンスにおいて全盛期にあった1973年にドイツで撮影されたコンサートである。