ハプスブルグ家最後の皇妃エリザベートの生涯を、彼女と”死”であるトート、そして皇帝フランツの愛憎劇として描き、宝塚版では“死”であるトートを中心に物語が展開する。今回は、2009年に月組で上演された、ルドルフを明日海りおが演じた宝塚大劇場公演版をお届けします。物語はエリザベート暗殺犯のルキーニ(龍真咲)を狂言回しに進む。瀕死の怪我を負った少女エリザベート(凪七瑠海)を黄泉の世界へと誘おうとした”死”トート(瀬奈じゅん)は一目で彼女に惹かれ命を助ける。そんな彼女の元にトートはたびたび訪れて誘惑する。脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ/音楽:シルヴェスター・リーヴァイ/オリジナル・プロダクション:ウィーン劇場協会/潤色・演出:小池修一郎 出演:瀬奈じゅん 霧矢大夢 凪七瑠海(C)宝塚歌劇団