戦国武将・織田信長の妹であるお市と武将・浅井長政の長女として生まれた茶々。浅井長政が織田信長に攻め滅ぼされた後、母と二人の妹たちと織田家の重臣・柴田勝家の元に身を寄せた茶々だが、羽柴秀吉に攻められ、母は勝家とともに自害。秀吉の囚われ人として暮らす三姉妹だったが、妹たちは嫁ぎ、残された茶々は昔から彼女のことを見初めていた秀吉の側室となる。茶々にとって秀吉は両親を死に追いやった憎き仇で復讐の意を決していたが、無邪気なまでに自分のことを愛する彼の心情に触れ、その世継ぎを生むのだった。やがて秀吉が死に、天下の趨勢は徳川家に有利となるが、茶々は世継ぎである秀頼と小督の娘・千姫を結婚させ、徳川との関係を深めることに成功する。だが、それから10年後。ついに兵を挙げた徳川の大軍は豊臣の牙城・大坂城を包囲するが、茶々と秀頼は徹底抗戦を挑むのであった・・・・・・。(C)2007「茶々 天涯の貴妃(おんな)」製作委員会