猟人日記
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尾花常子の妹が自殺。日記帳には「名も知らぬ男と新宿のバーで"流浪の民"を唄い、ホテルへ」と記されていた。常子はバーで聞いた男の出身大学へ出向き、本田一郎という名前と、彼が珍しい血液型であることを聞き出した。一冊のノートに秘められた、恐るべき人間の暗い絵図。