太平洋横断を試みた神坂以下カポネ団の一行は、漂流の旅を続けるが、流れ着いた所は大阪に程近いとある漁村。がっかりするカポネ団であったが、この村の男衆が遠洋漁業に出払っており海女ばかり。早速、大歓待を受けるが、そこに大阪の愚連隊でエースの鉄を団長とするジャンボ団が乗り込んでくる。一触即発の状況かと思いきや、神坂の巧みな儲け話で協力体制をとることに…。その儲け話とは、鉄らの本拠地である釜ヶ崎に村の娘たちを使ったヌーディストクラブとは名ばかりの売春クラブを設立。そして、これがまんまと大ヒット。そんなある日、鉄が誘拐してきた製薬会社社長の娘・マリ子のことが発端で、両グループが再び対立。そのため、ジャンボ団はいままでの売上金を持ち出しドロンする。さらには、村の娘たちにも逃げられてしまい無一文になってしまうカポネ団。そんな失意の中、マリ子の父親の製薬会社が麻薬を扱っていることを知り、強請を計画するが会社のバックにつく関西挺身会に睨まれ、御破算になる。それでもめげないカポネ団は、東京にある本社に探りを入れるため、新宿へと帰ってくる。製薬会社の社員から再び麻薬ルートの話を嗅ぎつけ、人事部長を脅し、会社への潜り込みに成功する。そんな社内の噂で、とある病院に監禁されているマリ子の恋人・松永を助けた神坂は、彼から麻薬ルートに関する1通のメモを手に入れ、その核心へと迫っていく。製薬会社会長の江藤を張り込んだ神坂らは、そこで偶然にも江藤を仇と狙うネリカン時代のダチ公・武田と再会する。新たに武田をメンバーに加えたカポネ団は、ここで一気に攻め込もうとするが、挺身会の飼い犬となったジャンボ団に、ジャブ、それに唯一の生き証人であった松永を殺されてしまう。さらに、マリ子の父親・立川までもが内紛で、命を落とすことになる。これに対し、神坂らカポネ団は決戦の時が来たとばかりオートバイで勢揃い。挺身会、ジャンボ団らが待つ敵地に爆音を轟かせて突っ走るのだった…。(C)東映