アフリカ・ウガンダ共和国にある町・カトゥエのスラム街に住む少女フィオナ。父親を亡くし、厳しい母親(ルピタ・ニョンゴ)と兄弟4人で日々トウモロコシを売りながら、貧しい生活を送っていた。ある日、弟ブライアンがチェスクラブに通っていたことをきっかけにコーチ(デヴィッド・オイェロウォ)と出会う。コーチは貧しい子供たちを集めて、彼らが将来の希望を持てるようにチェスの魅力と楽しさを教えていた。フィオナも周りの子供たちに助けてもらいながら、一緒に手にするが、直ぐにその魅力に惹かれ、飛躍的に才能を開花させて行く。やがて、その強さは小さな町に留まることなく、瞬く間に国を代表するプレーヤーとなり、世界大会に出場するまでに成長する。しかし、すべてが順調かと思われたところで、彼女は世界大会で敗れ、挫折を味わってしまう。帰国後、チェスとの向き合い方を見つめ直すも、強さとは関係なく、貧困から抜け出せない貧しい生活に憤りを感じ、家族との関係が悪化する・・・。 史上最年少14歳でウガンダ代表に、そして舞台は世界大会へ―。希望の無い街から大きな夢を掴んだ少女の姿に胸を打つ。ウォルト・ディズニーが贈る、真実の奇跡の物語。