お墓に面した部屋で寝ていると・・・「夏の合宿」/事故物件と知りつつ“気合”で住み始めたのだが・・・「空手部の先輩」/自分を呼び止めた“拝み屋”と称するおばちゃんの口から語られたのは・・・「ねじれる」/夜道でふと見上げた電柱のてっぺんからぶら下がっていたのは・・・「黒いヤッケ」/サブカル同好の士の集まりで貰った名刺の肩書には“豚”と・・・「宙に浮かぶ縄」/知人宅の一周忌で訪れた家の床の間にあったのは顔の腫れた人形だった・・・「市松人形」/父に買ってもらった新古車。誰もいないはずの助手席には・・・「助手席の女」/ゴミ屋敷の廊下の奥。「ドボン」という音とともに消えた老婆は・・・「ゴミ屋敷の老婆」©2018楽創舎