この25年もの間パンクロックで突っ走ってきたインディペンデント・レコード・レーベルFAT WRECK CHORDS(ファット・レック・コーズ)は、90年代のメロコアブームを牽引、最盛期には年間100万枚以上のレコードセールスを記録、これまで150タイトル以上のアルバムを発売してきたパンクロック界の強力なインディーズ・レーベルであり、当時は日本でも“FAT”のロゴ入りTシャツが街に溢れかえっていた。 しかし2000年代以降、音楽配信が主要な市場となったアメリカで、リストラを余儀なくされるなどファット・レックも苦境に立たされた。この映画はその創業者であるファット・マイク(NOFX)と元妻エリンが、そのレーベルの誕生、成長、苦難などなど、巨大企業があらゆるものを飲み込み、インディーズが駆逐されようとするこの世の中で、如何にしてサヴァイヴしてきたかを綴る最新のドキュメンタリー映画。