松坂花子はデザイナー志望だったが、憧れていた東京での就職に失敗する。夢破れた花子は、故郷である水戸に帰ることを決意する。帰郷した花子は、風変わりな農業青年、恩田太郎出会い、太郎が若社長を務める恩田農場で働くことになる。花子はコツコツと積み上げていく農業や、たくさんの人との出会い、農業ファッションや農業レシピを通じて、人間にとって本当に大切なものを探していく。花子と太郎は価値観の違いから反発することもあったが、次第に距離を縮めていく。そんな2人に、やがて大きな転機が訪れる。東京への誘いとプロポーズ、仕事と恋愛の間で、花子は決断を迫られる。