縞の背広の親分衆
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芝浦埠頭に立った黒眼鏡の男、大阪に遺した落胤の末裔で、おおとり組の兄貴分・守田圭助が15年ぶりに南米から帰ってきた。故国の土を踏んだ彼はまず、おおとり組の守り本尊お狸不動のお参りを思い立ったが、おおとり組は没落しており、お狸不動は高速道路建設の為に立ち退き寸前。圭介は浄慈と共に亡くなった親分が遺してくれた縞の背広に身を包み、組の再興を目指すのだが…。(C)1961 東宝