宋(そう)の元祐(げんゆう)年間。遼(りょう)の皇帝・耶律洪基(やりつ・こうき)は、宋の国力が弱ったと見るや停戦の条約を破り、侵攻を開始。非道の限りを尽くす遼軍に蹂躙される宋の民--そんな惨状を見ていられず、武林の各門派や江湖の豪傑たちが立ち上がった。丐幇(かいほう)一の勇士・喬峯(きょう・ほう)も、その1人である。彼は、敵の兵が持っていた密書を手に入れたことで、国境に大きな危機が迫っていることを知る。武林大会に出席する丐幇幇主・汪剣通(おう・けんつう)に急を知らせるべく、喬峯は少林寺へと急ぐが…。© 2020 New Classics Media. ALL RIGHTS RESERVED.